侃侃諤諤たる背方の筋斗雲

降雨山川を代謝させ日々鷹揚たる夜明けの足踏みに雷鳴横から轟けば鳥どもも挨拶の相手を間違え落巣する。季節が変われども人の怠慢は根を張らせ、惰眠はそのまま翌日の労苦の賤しき種となる。誰が助力なき天の有り様、汝の為すべきを為せと無尽に殖える草々…

空論に猿の腰掛け

人類が生まれてから悠久に流れる時間という概念がかつて止まったことがなかったために、ブログを書くということ以上に、文字に対する恐怖、これは働かざる者の持つ疾病であるが、生活の中で何事も起きぬので何も書くことがなく、書くにしてもそれが誰の何の…

改悛は偏見の黴風なりや

年末にHPで注文したパチョコンが来ない。正月に来月下旬まで待ってくれとメールが着たので、うむ、と頷いた。2月に来月上旬まで待ってくれとメールが着たので、待つことにした。3月となって白ヤギさん食べるお手紙すらもなくて餓死寸前。 年明けを待たずして…

なべて世はこともなく

10月に兄が結婚し立て続けに翌月11月には姉も結婚し、鈴木家は寿の二歩であったが栄華ここに極まることなく更に順風満帆に栄えていくだろうと思われる。35にして結婚という姉の遅咲きにも涙ぐましいものがあったが、7年付き合った彼女と結婚した兄の挙式は特…

神行太保の揺るぎなき快活な朝

腹直筋は腹の甲羅であり、甲羅は外部からの衝撃を受け止めるのみならず内部からの膨張を防ぐ役割も担っている。 8歳から18歳まで10年間常になんらかのスポーツクラブに所属していた俺の腹の甲羅も7年の堕落した歳月、怠惰の苔むす風によって老朽化し、かつて…

安寧穏便無味にして曖昧

俺を封印する立方体すなわち部屋の中に置かれたごみ箱すなわちバケツから湯気でも出ているのではないかと疑わしいような腐乱臭が釣り針となったのか小蝿の類が何処からともなく手繰り寄せられたかのように現れ、彼らの目的は生存であり矮小ながらきっと合理…

夜も働けば長し死せよオタク

かつて人類がまだ四本脚だった頃の話だが俺は逆さまにしても落ちないビー玉の入った瓶をまさに逆さまの状態で心に抱きながら一歩歩いてはカラン、一歩歩いてはコロンと、零れようにも落ちぬ切ない感情を刺激する鼓膜へ音を振動させ、腑にぷかぷか浮き、鋭音…

痺れ半刻、痛みは躙り寄る

今朝、コンビニに行く感覚で歯医者の門戸を叩きちょいと診てもらいたいんだがと頼み申すと受付に予約はしてありますか?と聞かれたので、いや無い、と返事をしたところまずは診察券を作って予約をしてくれと頼まれ、仕方ねえなあ〜ったくも〜の態度を隠しな…

見よ残香は汝にのみ不可視である

俺が主に作業する班にはヒエラルキーが3段階あってボスが1人いてその下に熟練者2名がおり俺と遅刻常習者であり風呂に入らない岡本というヒキガエルみたいな笑い方をするのが見習いの扱いでボスから毎日ハンマーで頭蓋を殴られておる。先日作業をしている折、…

見よ人影は消える

汝亀鑑たるを忘れ己の羞悪を省みよ と思い立ち、俺って人間としてどこらへんが駄目だと思う?って他人に聞こうと、昔から俺を知りながらもかろうじて俺の携帯に電話番号が残っておる人々に色々電話かけてみた結果ほとんどの人がそもそも電話出なくてまあそれ…